bluefoxの日々

アマチュアカメラマン、bluefoxの日々を写真と共にお届けします。

秋色のビルディング ~丸の内散歩~

 まだ日差しの強い日が続くが、見上げる空は確実に秋。丸の内と言えば元祖ビルディングの街。今日は美しいビルディングを探しながら街を歩く。そう、あまりいい事がない世の中、時には上を見ながら歩くのもよい。

ビルの間を太陽の光が通り抜け、隣のビルに反射する。時にスポットライト的に光が集まることもある。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 400, F4, 1/250)f:id:bluefoxzero:20211016010502j:plain

一様ではないビルの壁面。どう切り取ったら美しいかバランスを考えながらアングルを探す。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 400, F4, 1/125)f:id:bluefoxzero:20211016010432j:plain

空と雲を映し出すビル。青空だけでなく雲がある方が映り込みがきれい。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 200, F5.6, 1/800)f:id:bluefoxzero:20211016010438j:plain

(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 200, F4, 1/800)f:id:bluefoxzero:20211016010443j:plain

ビルとビルの間から他のビルを望む。ビルのレイヤーは丸の内ならでの光景と思う。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 200, F5.6, 1/250)f:id:bluefoxzero:20211016010448j:plain

ビル街だが威圧的な感じがしないのが丸の内の魅力。相当計算された都市デザインの成果なのだろう。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 400, F5.6 1/200)f:id:bluefoxzero:20211016010458j:plain

 

 

東京タワー with 中秋の名月

 中秋の名月。大好きな東京タワーと一緒にカメラに写せたらと思いながら出かけてみる。残念ながら月は薄雲に隠れていたが、雲の流れは速い。しばらく様子を見ていると、嘘のように雲が切れた。

東京タワーのHPには毎日ライトアップの種類の解説がある。この日のライトアップは「ダイヤモンドヴェール」。上半分が消えていて少し特異な印象。定番の「ランドマークライト」が一番のお気に入りだが、今日のライトアップのスペシャル感もよしとしよう。
(レンズ:1:2/50mm, ISO 800, F2, 1/30)f:id:bluefoxzero:20211001010317j:plain

展望台内部のライティングも凝っているように見える。ここからの月はどのように見えるのだろうか。
(レンズ:1:2/50mm, ISO 800, F2, 1/30)f:id:bluefoxzero:20211001010322j:plain

東京スカイツリーは工場で作られた柱を現場で組立てる工法であるのに対し、東京タワーは鉄骨を現場で組立てリベット打ちをしている。東京タワーの視覚的な美しさはこの工法によるものなのだろうか。構造物を通して月を見る。東京タワーならではの光景なんだろう。
(レンズ:1:2/50mm, ISO 800, F2, 1/50)f:id:bluefoxzero:20211001010332j:plain

鉄骨のトラス構造が良く分かるアングル。JR線の橋架道や駅のプラットフォームでよく見かける構造だが、新たに作られることは恐らくないだろう。
(レンズ:1:2/50mm, ISO 800, F2, 1/30)f:id:bluefoxzero:20211001010337j:plain

東の脚部下ではキャンドルを並べたイベントが行われていた。
(レンズ:1:2/50mm, ISO 800, F2, 1/30)f:id:bluefoxzero:20211001010327j:plain

 

パリ大会へ。トリコロールカラーの東京スカイツリー

 東京スカイツリーが2021オリンピック、パラリンピック大会の間、特別なライトアップされていることは知っていたが、なかなか観に行く機会がなかった。やっと行けたのはパラリンピック閉会式の日。パラリンピックカラーかと思いきや、トリコロールカラー。21時過ぎなので閉会式でフランスへの引き渡しされた後だったのであろう。

赤白青の3色。シンプルさが美しい。
(レンズ:1:1.4/40mm, ISO 800, F2, 1/25)f:id:bluefoxzero:20210907230016j:plain

言問橋からの眺め。展望台には"TOKYO to PARIS"の表示が。
(レンズ:1:1.4/40mm, ISO 1000, F2, 1/50)f:id:bluefoxzero:20210907225711j:plain

こちらは駒形橋から。普段目にすることができないライトアップをカメラに残している方も多かった。
(レンズ:1:1.4/40mm, ISO 1000, F2, 1/30)f:id:bluefoxzero:20210907225722j:plain

駒形橋全景。こちらはパラリンピックカラーのライトアップのままだった。橋から川を見つめるカップルが、小さいがアクセントとして効いている。
(レンズ:1:1.4/40mm, ISO 800, F2, 1/30)f:id:bluefoxzero:20210907225717j:plain

 帰宅後ビデオで閉会式を観た。今回のパラリンピックは実況中継も多く、生で競技を見ることができたのは良かった。正直今まではニュースで見る程度であったが、なぜ熱中したのか考えてみた。ひとつは障がい者の方の競技にかける情熱に感動したこと。もうひとつは車いすバスケットボールのように、パラ競技ならでの見どころに気づかされたためだと思う。

 スカイツリートリコロールカラーはフランス同時テロ時の "Pray for France" の悲しい歴史もある。しかし今回のライトアップは、3年後のパリ大会へのバトンタッチ。その時はコロナのトンネルを抜け、再びオリンピック、パラリンピックアスリートが大活躍できることを期待している。

 

夜の中央通りで建物を愛でる

 中央通りという特徴のない名前がついた通り。全国あちこちに同じ名前の通りがありそうだが、今回のは東京のド真ん中の由緒ある通り。夜の中央通りを宝町から日本橋を渡り八重洲まで歩いてみた。通りの建物は夜の街で独特の光を放っている。歩きながら目に付いた建物をカメラに収めた。

 三井本館。パラリンピック開催中とあって、巨大なフラッグが掲げられている。この建物は中央通り沿いだけでなく、側面や裏面もライトアップが美しい。
(レンズ:1:1.4/40mm, ISO 800, F2, 1/50)f:id:bluefoxzero:20210903000831j:plain

 分かりづらいが正面のビルは中央通りの奥側。左右のビルは通りを挟んで手前側に建っている。ガラスの反射と望遠レンズの距離感により並んだ一体のビルに見える。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 1000, F2.8, 1/50)f:id:bluefoxzero:20210903000705j:plain

 上のカットと同じ場所から、レンズを下に振ったもの。人通りは少ない。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 1000, F2.8, 1/50)f:id:bluefoxzero:20210903000711j:plain

 閉店後のカフェなのだろうか。居心地よさそうな雰囲気が伝わる。
(レンズ:1:1.4/40mm, ISO 800, F2, 1/50)f:id:bluefoxzero:20210903000815j:plain

 明るく目に止まったシンプルな階段。見上げる感じで撮影時は少し上すぼまりだったが、現像時にアオリ補正。自然な写りとなりシャープさが強調されたと思う。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 800, F2.8, 1/60)f:id:bluefoxzero:20210903002510j:plain

 東京駅八重洲口に建築中の高層ビル。いつの間にか高くなっていた。古いカメラでノイズが出やすく、滅多にISO 1600まであげることはない。画像処理で夜空のノイズを取り除いたが、ビルのシャープさは少し犠牲になってしまった。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 1600, F2.8, 1/13)

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 帰路につく東京駅で。モノトーンで無機質な非常階段。無機質だけに非情階段(?)とも言えそう。モノトーンらしさを強調するため、カラフルな看板を少しだけ映し込んだ。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 800, F2.8, 1/30)f:id:bluefoxzero:20210903000753j:plain

 今回のメインレンズは90mm。少し暗いレンズで夜の撮影には不向きだが、街を切り取る画角として気に入っている。形が歪みにくいのも建物撮影として使いやすい。ひと気がなく寂しい中央通りだったが、それが散歩コースとしてありがたく感じる妙な時代である。

 

羽田空港の広い夕空

 暑い日の夕方、羽田空港を訪れてみた。過去に何回となく来ているが、今日の夕空はいちばんと言える美しい空だった。

第一ターミナルの展望デッキ。第三ターミナル越しに見える富士山のシルエットが映える。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 400, F4, 1/30)f:id:bluefoxzero:20210807005001j:plain

カメラの左45度の方向に太陽はある。雲はサイド光に照らされ、ピンク色とオレンジ色を混ぜたように輝いている。画質保つためISO感度を上げたくなく、当然シャッター速度は遅めに。ブレなしは2カットしか残っていなかった。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 400, F4, 1/15)f:id:bluefoxzero:20210807005015j:plain

太陽は雲に隠れているが、西の空一面を紅く染めることでその存在をアピールしている。空が主役であり、場所が空港であることを忘れてしまうが、かろうじて白い機体が判別できる。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 400, F4, 1/50)f:id:bluefoxzero:20210807005504j:plain

日没の儀式が終わると、ブルーの世界に場面展開される。急に夜の世界に近づき、肉眼でも人物がやっと判別できる暗さ。これは南側。
滑走路や誘導路を模したようなカラフルなライトがフロアに見て取れる。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 1250, F2, 1/13)f:id:bluefoxzero:20210807005719j:plain

北側はまだ残照が雲を照らしていた。35mmだが絞り開放だと背景が僅かにアウトフォーカスとなり、立体感を与えてくれる。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 1250, F2, 1/13)f:id:bluefoxzero:20210807004949j:plain

 

 意外と多くの人が夕空を見に来ていたが、皆さん美しさに感動していたようだ。こんなに美しい夕空は珍しく、色もほとんど補正していない。貴重な夕空だった。

 単焦点のレンズしか使わない(使えないカメラ)であり、50mmを付けカメラを持ち出すことの方が多い。今回は気分で35mmを選んだが正解だった。1977年製造のオールドレンズであり、明るいところでは開放で僅かにモヤッとした映りとなるが、暗いところではあまり気にならなかった。いろんな環境で使うと意外なところに気付くものである。

 

六本木、雨の午後

 降るかな、降らないかな、微妙な天気の午後、六本木へ。いつものようにフォトギャラリーを観たあと、カメラを持ちぶらぶら歩く。

 夕暮れ近い六本木。なぜか平日の夕方、六本木を歩く人は速い。IOS感度を上げシャッタースピードを速めにしたが、それでもブレてしまった。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 640, F4, 1/200) f:id:bluefoxzero:20210816235002j:plain

 広角レンズでも絞り開放ではそれなりに優しい背景となる。近景のシャープさは明らかに不足しているが、この天気にはそれも良しだ。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 500, F2, 1/200)f:id:bluefoxzero:20210816234933j:plain

 咄嗟に構え1枚だけシャッターを切る。まさに一期一会。撮影後に現像に凝ることもあるが、今回はファイルサイズの縮小のみ。手を加えない方が臨場感が伝わる。と勝手に思い込む。それもまたよし。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 500, F2, 1/200)f:id:bluefoxzero:20210816234949j:plain

 いつもマニュアル露出だが、メーターの振れはあまり気にしていない。少しアンダーすぎだった。オーバー気味になるよりましだね。この場では。
(レンズ:1:2/50mm, ISO 200, F2, 1/500)f:id:bluefoxzero:20210825001049j:plain

 グリーンのガラスがいつもよりクリアに見えた。雨に濡れたからだろうか。
(レンズ:1:2/50mm, ISO 200, F5.6, 1/125)f:id:bluefoxzero:20210816235011j:plain

(レンズ:1:2/50mm, ISO 200, F2, 1/30)f:id:bluefoxzero:20210816235021j:plain

 特別な日でもなく特別な場所でもなく、いつもどおりの六本木をいつもどおり力まず数カット撮影。人の心を動かすわけでもなく、もちろん再生数を期待するわけでもない。普通に自分のための楽しみで十分。特にこの時代はね。

ふたたびの「DIC川村記念美術館」

 まだ関東地方は梅雨入り前だが連日の雨。久しぶりに太陽が出た日曜日、またしても千葉県佐倉市の「DIC川村記念美術館」の庭園を散歩した。繰り返しだが、美術館は改装中のため閉館している。庭園のみの利用だ。

(レンズ:1:2/50mm, ISO 200, F2, 1/1500)f:id:bluefoxzero:20210526002716j:plain

青空が気持ちいいが、少し雲が黒くなり始めた午後。コントラスト強く、写真編集時にテラス内と庭園の光度差をどう調整するか試行錯誤した。まだ研究が必要だ。テーブルの質感はよく出ている。
(レンズ:1:2/50mm, ISO 200, F2, 1/1000)f:id:bluefoxzero:20210526002710j:plain

編集でコントラストの低いものを高く修正するのは比較的簡単だが、この写真のようにコントラストが高いものは修正が難しい。本当は撮影時からアンダー気味にすべきなのだろうが。
(レンズ:1:2/50mm, ISO 200, F2, 1/1000)

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緑が美しい。本当に手入れが行き届いた庭園だ。標準レンズだがこの前ボケ感は気に入っている。お気に入りのレンズだ。
(レンズ:1:2/50mm, ISO 200, F2, 1/750)

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フラットな光の中のしっとり感がよく出ていると思う。無補正で済んだ手間要らずの光線具合だ。
(レンズ:1:2/50mm, ISO 200, F2, 1/750)

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セレクトショップの出口から。置いてある商品とディスプレイのセンスがよい。
(レンズ:1:2/50mm, ISO 200, F2, 1/90)
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カメラを持っての散歩に丁度良い庭園。また行ってみよう!