bluefoxの日々

アマチュアカメラマン、bluefoxの日々を写真と共にお届けします。

羽田空港の広い夕空

 暑い日の夕方、羽田空港を訪れてみた。過去に何回となく来ているが、今日の夕空はいちばんと言える美しい空だった。

第一ターミナルの展望デッキ。第三ターミナル越しに見える富士山のシルエットが映える。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 400, F4, 1/30)f:id:bluefoxzero:20210807005001j:plain

カメラの左45度の方向に太陽はある。雲はサイド光に照らされ、ピンク色とオレンジ色を混ぜたように輝いている。画質保つためISO感度を上げたくなく、当然シャッター速度は遅めに。ブレなしは2カットしか残っていなかった。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 400, F4, 1/15)f:id:bluefoxzero:20210807005015j:plain

太陽は雲に隠れているが、西の空一面を紅く染めることでその存在をアピールしている。空が主役であり、場所が空港であることを忘れてしまうが、かろうじて白い機体が判別できる。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 400, F4, 1/50)f:id:bluefoxzero:20210807005504j:plain

日没の儀式が終わると、ブルーの世界に場面展開される。急に夜の世界に近づき、肉眼でも人物がやっと判別できる暗さ。これは南側。
滑走路や誘導路を模したようなカラフルなライトがフロアに見て取れる。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 1250, F2, 1/13)f:id:bluefoxzero:20210807005719j:plain

北側はまだ残照が雲を照らしていた。35mmだが絞り開放だと背景が僅かにアウトフォーカスとなり、立体感を与えてくれる。
(レンズ:1:2/35mm, ISO 1250, F2, 1/13)f:id:bluefoxzero:20210807004949j:plain

 

 意外と多くの人が夕空を見に来ていたが、皆さん美しさに感動していたようだ。こんなに美しい夕空は珍しく、色もほとんど補正していない。貴重な夕空だった。

 単焦点のレンズしか使わない(使えないカメラ)であり、50mmを付けカメラを持ち出すことの方が多い。今回は気分で35mmを選んだが正解だった。1977年製造のオールドレンズであり、明るいところでは開放で僅かにモヤッとした映りとなるが、暗いところではあまり気にならなかった。いろんな環境で使うと意外なところに気付くものである。