bluefoxの日々

アマチュアカメラマン、bluefoxの日々を写真と共にお届けします。

夜の中央通りで建物を愛でる

 中央通りという特徴のない名前がついた通り。全国あちこちに同じ名前の通りがありそうだが、今回のは東京のド真ん中の由緒ある通り。夜の中央通りを宝町から日本橋を渡り八重洲まで歩いてみた。通りの建物は夜の街で独特の光を放っている。歩きながら目に付いた建物をカメラに収めた。

 三井本館。パラリンピック開催中とあって、巨大なフラッグが掲げられている。この建物は中央通り沿いだけでなく、側面や裏面もライトアップが美しい。
(レンズ:1:1.4/40mm, ISO 800, F2, 1/50)f:id:bluefoxzero:20210903000831j:plain

 分かりづらいが正面のビルは中央通りの奥側。左右のビルは通りを挟んで手前側に建っている。ガラスの反射と望遠レンズの距離感により並んだ一体のビルに見える。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 1000, F2.8, 1/50)f:id:bluefoxzero:20210903000705j:plain

 上のカットと同じ場所から、レンズを下に振ったもの。人通りは少ない。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 1000, F2.8, 1/50)f:id:bluefoxzero:20210903000711j:plain

 閉店後のカフェなのだろうか。居心地よさそうな雰囲気が伝わる。
(レンズ:1:1.4/40mm, ISO 800, F2, 1/50)f:id:bluefoxzero:20210903000815j:plain

 明るく目に止まったシンプルな階段。見上げる感じで撮影時は少し上すぼまりだったが、現像時にアオリ補正。自然な写りとなりシャープさが強調されたと思う。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 800, F2.8, 1/60)f:id:bluefoxzero:20210903002510j:plain

 東京駅八重洲口に建築中の高層ビル。いつの間にか高くなっていた。古いカメラでノイズが出やすく、滅多にISO 1600まであげることはない。画像処理で夜空のノイズを取り除いたが、ビルのシャープさは少し犠牲になってしまった。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 1600, F2.8, 1/13)

f:id:bluefoxzero:20210903000740j:plain

 帰路につく東京駅で。モノトーンで無機質な非常階段。無機質だけに非情階段(?)とも言えそう。モノトーンらしさを強調するため、カラフルな看板を少しだけ映し込んだ。
(レンズ:1:2.8/90mm, ISO 800, F2.8, 1/30)f:id:bluefoxzero:20210903000753j:plain

 今回のメインレンズは90mm。少し暗いレンズで夜の撮影には不向きだが、街を切り取る画角として気に入っている。形が歪みにくいのも建物撮影として使いやすい。ひと気がなく寂しい中央通りだったが、それが散歩コースとしてありがたく感じる妙な時代である。